堅牢性に優れた
高機能な産業用LTEゲートウェイ

エッジゲートウェイ(屋内版)

LTEゲートウェイとは一体何?基礎的な情報を紹介

いきなりですが、LTEゲートウェイという機器をご存知でしょうか。産業において役立つネットワーク機器ですが、初めて聞く方も多いことでしょう。そこで今回は、LTEゲートウェイの基礎知識としてゲートウェイやLTEに関する情報を紹介します。LTEゲートウェイを導入しようか悩んでいる方や会社のゲートウェイを交換しようか悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

LTEゲートウェイの基本情報

まずは、LTEゲートウェイの基本的な部分から見ていきましょう。ゲートウェイ自体ポピュラーな言葉ではないため、初めて聞く方もいることでしょう。そのため、この項目ではLTEゲートウェイの魅力だけではなく、ゲートウェイそのもののことについても説明します。特に初めてゲートウェイを導入しようと思っている方は、きちんと理解した上で製品を購入するためにもチェックしておきましょう。

ゲートウェイって何?

ゲートウェイとは、異なるネットワーク同士を接続する機器のことを指します。それぞれのネットワークを中継する役割を果たしており、言葉自体は1970年代頃から使われていました。混合しやすいものとしてルーターがありますが、どちらもネットワークの中継機器としては同じものです。ただし、細かい部分が異なっています。前者のルーターは、家庭や会社などで使われているイーサネットとADSLをつなぐようなデータのルートを決める機能を持っているもの。一方のゲートウェイは、そのような要素を含めた広い意味での中継機器を指す言葉として用いられています。

LTEゲートウェイの魅力

LTEゲートウェイの魅力としては、さまざまな産業で利用しやすくなるということが挙げられます。例としてアムニモの「Edge Gateway」を取り上げるならば、一般的なゲートウェイ機能だけではなく、モバイル通信網を利用した通信も可能。インターネット経由ということもあり、天候が悪い日に外出する必要が無くなります。

そもそもLTEとはどのようなもの?

ゲートウェイのことは上記で紹介しましたが、LTEとはどのようなものなのでしょうか。簡単にまとめると、LTEはロングタームエボリューション(Long Term Evolution)の略称であり、長期的な技術発展という意味です。LTEはそもそも3Gから4Gへと移るための中間技術とされており、そのことから別名として3.9Gとも呼ばれています。ただ、この項目ではもう少しLTEのことを紹介するために、Wi-Fiとの違いやLTE-Mのことについても触れていきます。

LTEとWi-Fiの違い

LTEとWi-Fiを似たようなものだと思っている人がいるかもしれませんが、無線通信の種類が異なります。LTEはモバイル向けの無線通信であるのに対し、Wi-Fiはモバイルだけではなく、ゲームやパソコンなども含めた無線LANの1つ。また、通信速度に関してはLTEよりもWi-Fiのほうが速いです。しかし、外での利用に関してはLTEのほうに軍配が上がります。その理由は基地局が多いおかげであり、電波の範囲がWi-Fiよりも広いです。

LTE-MはIoTの世界で大切な存在

LTE-Mは、LTEの空いた帯域で通信する技術のこと。IoTを裏で支える通信技術とされており、電波干渉をしないことや移動していても電波が途切れないことなどの利点があります。また、2018年からはNB-IoTというLTE-Mに似た技術が登場。こちらは速さが遅い上に電池の持ちが悪いですが、その分コストを抑えて小型化できます。

LTEはどのような歴史で生まれたの?

上記の項目でLTEゲートウェイについて説明しましたが、そもそもLTEとは何なのでしょうか。LTE自体はスマホの回線ということもあって比較的知られているとはいえ、具体的にどのような流れで誕生したのか説明できる方は少ないことでしょう。そこで最後の項目では、LTEがどのような歴史で生まれてきたのかということについて紹介します。

LTE以前の歴史

LTE以前は、2Gや3Gが用いられていました。2Gは携帯電話が急速に普及したのが1990年代に用いられていたモバイル通信方式の規格で、第2世代移動通信規格と呼ばれています。その後、2000年代に入るとワンランク上の3Gが登場。2Gよりも早くなり、携帯の電話回線としての役目だけではなく、メールやインターネットを利用する際にも用いられるようになりました。

なお、3G自体は現在でも用いられている規格でもあり、LTEや4Gの電波が届かない場所だと3Gに切り替わることがあります。その理由は、LTEや4Gよりも3Gのほうが人口カバー率が高いからです。3Gのカバー率はほぼ100%と言われており、LTEや4Gが使えない場所では3Gで通信することになります。

3Gよりも速くなったLTE

3Gよりも高速な通信規格がLTEです。具体的な内容は上記で述べたとおりであり、3Gから4Gへとスムーズへ移るための中間技術とされています。ただ、技術的には4Gにかなり近い存在。そのため、LTEのことを4Gと読んでも問題なく、このことは公式的に認められています。

さらなる速さを目指した4G・5Gへ

LTEの次として、さらに速くなった通信規格が4Gや5Gです。4Gは100Mbps以上もの高速通信が可能であり、スマートフォン向けのモバイルネットワーク技術とも呼ばれています。また、速さ以外にLTEと比べて通信できるデータの量が増えたという魅力もあります。

5Gは、4Gのようにスマートフォン向けの技術ではなく、すべての端末やアプリ向けの技術として開発されました。具体的には車の自動運転や遠隔手術などでも5Gが活用できるとされており、さらなるIoT化の推進につながります。まだ5G自体はそこまで普及していませんが、今後通信局の増加によってさらに普及していくでしょう。

LTEゲートウェイで快適な環境を

今回は、LTEゲートウェイの基礎知識としてゲートウェイやLTEに関する情報を紹介しました。LTEゲートウェイはさまざまな産業で用いることができる機器である上に、モバイル通信網を利用できます。そのため、ネットワーク環境をより良くしたい方はぜひLTEゲートウェイの導入を検討してみてはどうでしょうか。