水位計・導入事例 #05

河川の水位観測

“途切れてはならない水位観測データ。
万が一に備え、センサーからクラウドまでオーインワンパッケージのアムニモの簡易無線水位計測サービスで、水位計測を早期にスタートすることができました。”—— 三和技術コンサルタント 専務取締役 事業本部長 高橋 俊広 様

課題
記録的な豪雨をきっかけに、万が一、常設している水位計のバッテリーが切れ、水位観測データが取れなくなるなどの事態に備えた対策が必要でした。
導入の効果
アムニモの水位計は、電源工事や通信工事が必要無いので、本格的な水位観測所を設けずとも、手軽に水位の遠隔監視をスタートすることができました。
目的
河川の水位観測
分野
防災
シーン
河川

−概要−

2020年7月末に山形県内を襲った記録的な大雨により、住宅地や農地を一面の泥に変えてしまいました。最上川流域3地点で24時間降水量の観測史上最大を更新し、住宅約700棟が浸水する甚大な被害が出ました。山形県村山総合支庁様は、今後またこのような災害で、万が一、水位観測ができなくなる事態に備え、三和技術コンサルタント様に、対策を要請されました。この要請を受け、三和技術コンサルタント様は、無線水位計とクラウドサービスのサブスクリプション方式のアムニモの「簡易無線水位計測サービス」を、常設している危機管理水位計(※)が機能しなくなった場合の代替えとして利用いただくことになりました。その他にも、調整池工事中の水位観測や、今まで水位計が設置されていなかった箇所に対しての水位観測にもご利用いただいております。
※洪水時の水位観測に特化し、国土交通省「危機管理型水位計の観測基準・仕様」に準拠した水位計

万が一に備え、水位観測所に設置

調整池工事中の水位観測

新規箇所での水位観測をスタート

−課題−

観測データは、通常、自治体様が河川の水位や雨量などをリアルタイムで把握し、住民に避難を促す重要な指標として活用されています。特に台風などで大雨が降れば対応が非常に難しくなるので、万が一、水位計測データが取れなくなるなどの不測の事態の発生に備えた対策が急務となっていました。

−導入の効果−

アムニモの「簡易無線水位計測サービス」は、無線水位計、データ通信、クラウドの3つがパッケージ化され、サブスクリプション方式で利用でき、かつ電池駆動のため電源工事が不要で簡単に設置できるので、設置後すぐに、パソコンやスマートフォンのダッシュボード画面に表示して、水位計測データをリアルタイムで監視することができるようになりました。

また月額3万円から利用できるので、高額な機器を買い取るのに比べて導入のハードルが低いだけでなく、注文してから短納期で製品を届けられたので、水位観測データの取得を早期にスタートいただくことができました。

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