利用シーン #06

屋外設置の防犯カメラ・監視カメラ運用
~運用現場にやさしい効率的で安心なカメラシステム~

<概要>

街のあちこちに設置される防犯カメラですが、屋外で長期的に運用するにはメンテナンスが課題となってきました。予算の関係上、維持管理費を捻出できず、屋外で止まったまま、気づかれていないカメラも存在していると言われています。メンテナンスコストを最小限に抑えることで、長期的な運用を可能にするアムニモ製品の利用例をご紹介します。

屋外防犯カメライメージ

<課題>現場での修理・保守の苦労

屋外、かつ高所に設置されている防犯カメラやルーターは連続稼働に耐えられず、録画が止まっていることも多くあります。また、品質とコスト要求に応えられる産業用途のLTEゲートウェイが少なく、機器選定に課題がありました。

1、不安定な電源や直射日光等の厳しい環境

屋外、かつ高所に設置されているカメラやルーターは、日々雨風や直射日光にさらされる厳しい環境下にあります。また、屋外は電源が不安定になることも多く、瞬停(瞬間停電)や電源ノイズも多発します。そのため、カメラやルーターがこのような厳しい環境下での連続稼働に耐えられずに、ハングアップしてしまい、録画が止まってしまうことがあります。

2、録画の停止や機器の故障に気づけない

ネットワークに接続されていない監視カメラは、故障により録画が止まっていることに気づくことが難しくなります。そのため、いざ映像が必要になった時にカメラを確認してみると、機器の故障により映像が録画できていなかったといったケースもあり、問題となっています。

3、高所作業車が必要な故障対応や定期メンテナンス

カメラの故障に気づくことができれば修理が可能になりますが、現場で状況を確認し、そのうえで修理作業を行う等、修理を完了するのに時間がかかります。また、定期的な保守メンテナンス作業では、機器の異常をチェックするのはもちろん、データ抽出のためにSDカードを入れ替える作業も必要になります。しかしこういった作業には、高所作業車が必要なケースも多く、防水加工がされている場合にはその加工を一度はがして再度貼りなおす必要もあり、運用者の大きな負担となってきました。

4、部品点数が多く高価

防犯カメラの遠隔監視の仕組みを実現するには、ルーターやレコーダー、PoEハブ、サーバー等、様々な装置が必要となり、これらの装置を組み合わせてシステムを構築すると、高価なシステムになってしまいがちです。また、民生品レベルの様々な装置を組み合わせる形となっているので、全体としての動作保証という観点から不安が残ることもあります。

屋外防犯カメラ課題イメージ

<アムニモの解決方法>運用現場にやさしい効率的で安心なカメラシステムを実現

1、高い耐環境性と瞬停対策

アムニモの製品は産業用のLTEゲートウェイであるため高い耐環境性能を持っています。例えば、瞬停等で、電源の供給が無くなってしまっても、内部に大容量キャパシタを搭載し電源が落ちる前にメモリへのデータ書き込みを安全に終える設計になっているので、システムをできる限り作動させ、データの破損を防ぐことができます。SPD※にも対応した屋外版を2021年度内にリリース予定で、こういった耐環境性はさらに強化されていきます。

※SPD(Surge Protective Device): サージ防護デバイスのことで、雷サージを安全に放出し、過電圧・過電流が機器を破壊するのを防ぐ保安器です。「避雷器」とも呼ばれます。

2、死活監視および自動復旧機能による安定稼働

遠隔から死活監視を行うことで、万が一カメラの録画が止まってしまってもタイムリーに通知を受け取ることができ、対応を行うことができます。また、カメラの停止を検知すると自動でリブート(再起動)を行う機能も搭載されており、自動で復旧作業を行うことができます。

3、駆け付け工数や作業コストを大幅削減

SDカードではなくSSDを活用することでSDカードの交換等のメンテナンス業務を減らすことができます。また、映像データの取得や稼働状況の確認、設定やシステムの変更は遠隔操作で行うことも可能です。そのため、高所作業車や防水加工の貼り換えが必要な高コストなメンテナンス作業の最小化を実現できます。

4、LTEゲートウェイ1台で完結

アムニモのエッジゲートウェイは、監視カメラシステムの構築に必要なほぼすべての装置を1台に集約しています。これにより、バラバラで必要な装置を集めてシステムを構築するよりも、安く、安全な装置を使うことができます。

エッジゲートウェイ機能

<参考>クラウド録画との違いについて

こちらの利用シーンでは、運用現場にやさしい遠隔監視システムを実現するため、クラウドではなく現場に設置されたデバイス上に録画データを保管しています。クラウド上にデータをすべての映像データを保存するクラウド録画であれば、記録装置を搭載する必要がなく、効率的に映像遠隔監視を実現することができますが、今回ご紹介した利用シーンではあえてクラウド録画を活用していません。その理由の一つがクラウド録画では映像データをモバイル回線でアップロードするため、ランニングコストが高額になってしまうという理由です。さらにカメラの設置が複数台になると、設置個所の基地局の回線を圧迫するほどのデータ量になってしまうこともあります。このような理由から、クラウド録画ではなく、端末上に確実に映像データを録画することが適したケースもあります。