プレスリリース
2020.03.23

産業用LTEゲートウェイ「Edge Gateway」開発開始

高性能で堅牢性に優れた
産業用LTEゲートウェイ「Edge Gateway(エッジゲートウェイ)」開発開始のご案内

アムニモ株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:谷口功一、以下アムニモ)は、潤沢なコンピューティングリソースと高い堅牢性を兼ね備えた産業用LTEゲートウェイ「Edge Gateway」の開発を開始します。

IoTは、様々なモノがネットワークを通じてサーバーやクラウドサービスに接続され、相互に情報交換する仕組みであり、昨今では、あらゆる業種・業界の企業や組織において、産業用のIoT(IIoT)活用の取り組みが進んでいます。IIoTの普及が進むにつれて、利用者の業務プロセスの改善に成功した例が増えてきていますが、同時に「厳しい 外部環境下で障害を抑制したい」、「仮に障害が発生した 場合でも現場に駆けつけることなくリモートから対処したい」という運用上の課題が見えてきています。また映像のような大容量のデータをエッジで高度に処理したいという需要も現れてきました。

このような課題を解決するため、アムニモは、産業用IoTシステムに最適な「Edge Gateway」の 開発を開始しました。Edge Gatewayは、様々な産業で利用可能なLTE通信機能を搭載し、特に監視カメラ用途に最適化された設計を目指しています。

【Edge Gatewayの特長】

  1. 広い 動作温度範囲と動作電源電圧範囲、ノイズや瞬停(瞬間的な停電)に強い電源回路を備え、障害発生時に自律回復する機能を装備しています。過酷な屋外でも安定した動作を実現します。
  2. 2GBのRAMや32GBのプログラム保存領域(eMMC)を標準搭載し、さらに 最大2TBのSSD(Solid State Drive)が搭載可能で、取得した大容量の映像データをEdge Gateway内に保存することができます。
  3. PoE(※1)対応機器への給電機能を搭載しており、PoE ハブなしで最大4台のIPカメラを直接接続できます。
  4. 通信モジュールには、2種類のプラスティックSIMカードと2種類のeSIMの合計4種類の異なるキャリアのSIMを装着でき、万が一の際はSIMの高速切り替えを行うことで通信障害を克服します。
  5. Ubuntu OS上でカスタムアプリの開発が可能であり、パートナー様向けにソフトウエア開発キットも提供します。
  6. VMS(Video Management System(※2))アプリを標準搭載し、大規模から中小規模までの監視システムを容易に構築することができます。
  7. Edge Gatewayの内部には拡張ボード用スロットが用意されており、今後の機能拡張をスムーズに実施することが可能です。

※1Power over Ethernet:イーサネット(Ethernet)の通信ケーブルを利用して接続先の機器に電力を供給する仕様
※2監視カメラで撮影した映像を保存、管理するためのシステム

また、Edge Gateway等のIIoTデバイスの運用上の課題を解決する「デバイスマネージメントシステム」の開発も開始しました。このデバイスマネージメントシステムは、IIoTデバイスの初期設定、ファームウェアや設定内容の遠隔更新、設置場所の管理、設備の死活監視、運用時のログ収集、トラブル時の問題解析および交換時の設定内容の引継ぎなどを円滑に実施することを可能とし、運用者の負担を軽減するクラウドサービスです。

【Edge Gatewayを用いた監視カメラシステムの構成例】

アムニモは、「お客様の課題解決に素早く対応」、「創意工夫を大切に」、「パートナーと共に成長を目指す」をモットーとして、お客様のIIoTサービスの導入や監視カメラシステムの構築をサポートしてまいります。

【会社概要】

会社名:アムニモ株式会社(英語社名:amnimo Inc.)
所在地:東京都武蔵野市中町2-9-32
会社発足日:2018年5月17日
代表取締役社長:谷口功一(たにぐちこういち)
資本金:9,000万円(横河電機100%出資)
事業概要:Industrial IoT アーキテクチャを活用したサービスの提供

本文中で使用されている会社名、団体名 、商品名等は、各社又は各団体の登録商標または商標です。

●本プレスリリースに関するお問い合わせ先:

アムニモ株式会社
広報(担当:鈴木、市川)
〒180-8750 東京都武蔵野市中町2-9-32
TEL:0422-52-6779
E-mail:info@amnimo.com
https://amnimo.com/

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